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手間をはぶいた簡略工法ではなく、正統な「伝統的軸組工法」を採用しています。木の持つ長所や短所を知り尽くし、それを家に活かす工法は、何と言っても
「伝統的な木組み工法」がベストです。
「伝統的軸組工法」を採用するためには、熟練した『匠の技』が必要となります。
欧米流の「枠組み工法」
これは、家を「壁」や「床」などの「面」で持たせる工法で、よく知られている2×4(ツーバイフォー工法)がこれにあたります。
日本の家の特徴である「軸組工法」
この工法は、柱や梁を組んだ構造を基本にした工法の事です。
軸組工法の中には、「在来軸組工法」という呼び方がありますが、これは戦後、住宅需要の急増に対応するために、簡略化した軸組工法の事で、プレハブ住宅と差別化するために「在来軸組工法」と呼ばれています。

春名材木店は、簡略工法ではなく、正統な「伝統的軸組工法」を採用しています。
それが最大の特徴であり、弊社の強みです。正統な「伝統的軸組工法」を採用するためには、熟練した『匠の技』が必要となります。
春名材木店の『匠』は、「伝統的軸組工法」を支えています。
だから、各部門間のコミュニケーションが図れ、コストや工期にムダが生じません。
木材の事を知り尽くした匠や、各部門のエキスパートの知識と技術のチームワークで、木の特徴を最大限に活かした強固な家を建てます。
材木は一般的に、木の中に含まれている水分が少なくなっていく過程で、収縮して寸法が変わってきます。
中には曲がったり、割れたりする場合もあります。
十分に乾燥していない木材で家を建てると、完成後に乾燥が進み、不具合の原因となります。
春名材木店はしっかりと自然乾燥させた材木を使用しています。
打ち合わせの際、平面図ではお客様に細かいところまで、イメージが伝わりづらい事がございます。
そこで春名材木店では、イメージが目でみて分かりやすい3Dパースを作成させていただいております。
お客様からも大変ご好評いただいております。
 春名材木店の本格的な「木組みの家」は、木と木を接合するときに金物を使用せず、伝統的な木組みの技で家を建てていきます。(現在は、建築基準法に合わせて、一部金物を使用しています。)
 仕口(しぐち)「木を直角や斜めに接合すること」や、継手(つぎて)「木を同じ方向へ接合すること」の技を使って、接合部の木に刻みを彫り、組み合わせていきます。
多くの木が複雑に組み合わさり、支え合うことで、家の強度を生み出して行く技法で、木のクセや特徴を見抜く熟練した眼力と、頭の中で全てを組み立てていくコンピュータ並の頭脳と経験が必要となります。
 弊社のお客様の多くは、口コミやお客様のご紹介です。
正統な「伝統工法の木組み」による家づくりが、多くの方々のご支持を得ている事をとても嬉しく、誇りに思っております。
柱と梁、柱と土台や胴差し等、違う角度に位置する部材(多くは直角)を接合するための方法。
構造上の力が掛ることが多く、十分な強度が求められる。
ほぞ等、部材を相互に切り欠き、組み合わせる方法が多いが、近年では金物によって補強することがほとんどである。
伝統の木造の継手の殆どは塔・社寺などの建物の歴史とともに成熟して来ました。これらの建物の材は、全て今とは比べ物にならない程、大きな断面を持っています。
ですから、小径木で構成される今の建物にそのまま使うには木の断面が足りずに、木は無理を強いられています。
さらに、継手を作成するめたに必要な寸法が足りなくて、伝統の形を真似たものの、その効果がないような継手も出現し、今ではそれが当たり前になってしまいました。
木の耐力を出す為には、木の繊維を利用しなければなりません。ですが、継手は木を切って造ります。
どのように切り目を入れるのか?繊維を残すのか!
それを理解せずに形だけを真似して小断面の木に加工すれば、継手の耐力は落ちてしまうのです。
竿継ぎ
かま継ぎ
腰掛けあり継ぎ
千切り継ぎ
追っ掛け継ぎ
金輪継ぎ